東京都大田区田園調布にある多摩川台公園の石段は、103段のしっかりとした造りが印象的な階段です。東急多摩川線の多摩川駅からほど近く、入口は交通量の多い道路に面していますが、登るにつれて公園の緑の中に入っていき、驚くほど静かな空間へと変わっていきます。都会の中のオアシスのような、そんな不思議な魅力のある石段です。
東急多摩川線「多摩川駅」下車、徒歩約10分。駅から多摩川台公園の方向へ進むと、道路に面した石段の入口が見えてきます。
石段はしっかりとした造りで歩きやすいですが、グリップのある靴がおすすめです。途中の踊り場にベンチがあるので、水分補給などの休憩をはさみながらマイペースに登れます。雨上がりは石段が滑りやすくなるのでご注意ください。
入口に着くと、まず目を引くのが「大田区立多摩川台公園」と刻まれた立派な石碑です。その隣にそびえる103段の石段も、ひとつひとつの段がしっかりと組まれていて、見るからに堂々とした佇まい。登り始める前から、なんだかテンションが上がります。
入口は車がひっきりなしに通る道路沿いにあり、最初はやや騒がしい印象があります。でも一歩踏み出して登り始めると、数段ごとに周囲の音が遠くなっていく感覚があります。公園の木々が道路の喧騒を遮るように茂っていて、気づけばエンジン音はほとんど聞こえなくなっていました。
中腹あたりに踊り場があり、ベンチが置かれています。ここに座って少し休憩しながら周りを見渡すと、緑に包まれた静かな公園の空気をたっぷり感じられます。小鳥のさえずりもよく聞こえて、「さっきまで大通り沿いにいたのか」と不思議な気持ちになりました。
頂上まで登り切ると、多摩川台公園の緑の中に出ます。道路沿いのあの喧騒が遠い世界のことのように感じられて、103段を登っただけで都会のど真ん中からオアシスへ来てしまったような感覚がありました。入口と頂上のギャップが、この石段の一番の魅力かもしれません。
多摩川駅からのアクセスも良く、サクッと立ち寄れるスポットです。あの入口と頂上のギャップを、ぜひ体感しに来てみてください。