東京都多摩市桜ケ丘にある「いろは坂」は、スタジオジブリの映画「耳をすませば」の舞台として知られる聖地です。京王線の聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩約10分。今回はその中でも92段の階段スポット「その1」を登ってきました。アニメの世界に飛び込んだような、非日常的な風景が広がっていました。
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」下車、徒歩約10分。駅から桜ケ丘の住宅街を抜けていくと、いろは坂エリアに入ります。「耳をすませば」の聖地としてのスポット案内を参考にするとわかりやすいです。
階段の段差は低めで登りやすい設計ですが、歩きやすい靴で訪れてください。聖地として訪れるファンも多いエリアです。近隣は住宅街のため、静かに通行しましょう。
階段の入口に到着した瞬間、「ここだ」という感覚が来ました。木々がトンネルのように覆いかぶさり、階段がその奥へと続いています。吸い込まれていくような、あるいは別の世界へ続く扉を前にしているような、そんな不思議な感覚です。映画を知らなくても、この景色には何か特別なものを感じさせる力があります。
階段は赤を基調としたデザインで、一段一段がしっかり真っすぐに足を置きやすい形をしています。段差は少し低めで、数段ごとに踊り場が設けられているため、リズムよく休憩しながら登れます。体への負担が少なく、景色を楽しみながらゆっくり歩けるのがいいところです。
登っている途中、ふと階段の表面に目がいきました。木の枝や葉の影が落ちていて、それがアニメのキャラクターのシルエットのように見えなくもない。聖地だと知っているからそう見えるのかもしれませんが、光と影の重なり方がどこか絵のようで、思わず立ち止まりました。
92段を登り切って後ろを振り返ると、木のアーチの中に階段が続いているのが見えます。自分がここをくぐり抜けてきたんだという実感がじわりとやってきます。登りきった今だから気づく、この景色の美しさがありました。「耳をすませば」のファンでなくても、一度は訪れる価値のある場所だと思います。