「耳をすませば」の聖地として知られる東京都多摩市桜ケ丘のいろは坂エリア。その1・その2に続いて、67段の「その3」も登ってきました。京王線の聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩約10分。この階段は、自然の木々や草木の中にひっそりと存在していて、周囲の緑が「いらっしゃい、よく来たね」と迎え入れてくれているような、温かい雰囲気のある石段です。
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」下車、徒歩約10分。いろは坂エリアの中にあります。その1・その2とあわせて、エリアをめぐりながら訪れるのがおすすめです。
草木が豊かに茂るエリアのため、虫よけがあると安心です。歩きやすい靴で訪れてください。近隣は住宅街のため、静かに通行しましょう。
その1・その2とは異なり、この階段は木々と草木にすっぽりと包まれた場所にあります。入口に立つと、両脇から枝や葉が張り出していて、まるで自然が両腕を広げて迎えてくれているような感覚がありました。「よく来たね」と言われているような、不思議な温かさのある入口です。
登り始めると、手すりのところどころから草木が飛び出していることに気づきます。風が吹くたびにそれがやわらかく揺れていて、まるで手を振って歓迎してくれているよう。整備された階段でありながら、自然がそこに根を張り、共存しているような景色です。
67段を登り切り、振り返ってみてください。ここがこの階段のベスト撮影ポイントです。木々のトンネルの中に石段が続き、自分が今しがた自然の中を歩いてきたんだということを改めて感じさせる景色が広がります。いろは坂の3つの階段の中でも、この振り返りの景色は特別な味わいがありました。
その1の神秘的な入口、その2の堂々とした開放感、そしてこのその3の自然に包まれる温かさ。いろは坂の3つの階段はそれぞれにまったく異なる表情を持っています。聖蹟桜ヶ丘を訪れる際は、ぜひ3つすべてを歩いてみてください。